三菱製紙中川工場の跡地に約33.3haもの地区計画が決定、公園・大学・住宅・商業が一体で整備される複合開発が進行中です。2013年4月、東京理科大学の葛飾キャンパスがオープンし、約71,000平米の「葛飾にいじゅくみらい公園」に隣接した約22,000平米の広大な街区が本マンション敷地となります。37階建のタワー棟(700戸)と13階建のレジデンス棟(B棟52戸、C棟88戸)の3棟構成で、自走式駐車場、商業棟が設けられ、敷地内には約3,800平米の緑地(広場状空地)が整備される計画です。
レジデンス棟は、全戸南向きで、タワー棟の住戸は、南・東・西向きの設定で北向住戸がなく、日照・通風の両方を享受できる住環境です。スーパーゼネコン竹中工務店の設計・施工で、タワー棟は、免震構造を採用するとともに、地盤液状化を抑制する「TOFT(トフト)工法」も導入しています。
来場者は30代後半の方が多いものの年齢層は幅広く、地元住民以外の方も多く来場しているとのことです。都内のタワーマンションと比較した値ごろ感も注目される理由です。第1期は100戸を販売し、昨年11月29日に抽選が行われましたが、ほとんどの住戸に登録が入ったようです。
第1期の販売概要は、間取り3LDK〜4LDK、専有面積67.37平米〜84.41平米に対し販売価格3,980万円〜6,080万円、坪単価189万円〜238万円程度でした。本年6月には第2期14戸販売が実施され、現在は第3期9戸販売の予告広告中です。第3期販売の内容は、間取り3LDK〜4LDK、専有面積67.37平米〜84.41平米に対し販売価格3,480万円〜6,880万円、坪単価171万円〜269万円程度です。
平均坪単価は218万円台とされています。標準相場をごくおおまかに試算すると、171万円[金町坪単価]×0.943[駅距離補正]×1.008[地価上昇補正]=坪単価163万円となりますが、稀有な大規模複合開発の中心を占める超高層を含む大規模集合住宅であるだけに、従来の物差しでは測れないのも事実です。
8月になってから一部住戸が100万円超値上げがあったとの情報もあります。割安感のあったレジデンス棟は残戸数が少なくなっており、今後とも堅調に売れていくものと思われます。
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