本物件は、元々は富士銀行の社宅だったところで、敷地面積4千平米超、総戸数100戸超の大きな規模のマンションとなります。近隣住民の反対運動によってプロジェクトは10年くらい塩漬けになっていましたが、ようやく分譲に向けて動き出しました。
本マンションは、駅徒歩2分・高台・静かさ・敷地の広さなど、優れた立地の条件を兼ね備えています。南側に広く開けた立地で、東側が坂下、西側が坂上という斜面に建築され、全ての住戸へのフラットアプローチを実現するために、エスカレーターが設置されます。日常のお買い物は、オリンピック、グルメシティ、柳町商店街、クイーンズ伊勢丹と店舗がそろっています。
間取りは1LDK〜4LDK、専有面積55.49平米〜151.09平米と、80平米台が中心で150平米超の住戸を含むバラエティに富む間取りが用意されました。これも富裕層をも惹きつける立地に対する自信からくるものかもしれません。最上階の9階では、901号室、902号室、903号室、904号室、906号室、907号室に15.60平米のHANAREを設置し、プレミアム感を強めています。市川猿之助を本マンションのTVコマーシャルに起用、日経新聞にも一面広告を打つなど、金銭的に余裕のある知識層などをターゲットに派手な広告戦略を展開しました。
気になる販売価格は、平均坪単価400万円程度とされています。グロスで一番安いのは専有面積64.7平米住戸で6,500万円〜7,000万円です。例えば8階の1LDK東向き55.49平米だと7,000万円〜7,500万円(坪単価430万円前後)、専有面積80平米台は3階でも1億円超で、ほとんどの部屋が9千万円超という価格、最上階は2億5,000万円〜3億円となっています。なお、管理費・修繕費は10月に明らかになる予定です。
事前では坪単価350万超を予想する方が多かったのですが、最近の都心マンションの価格高騰を受けて、予想の上を行く価格設定となりました。標準相場をごくおおまかに試算すると、298万円[後楽園坪単価]×1.091[駅距離補正]×1.017[地価上昇補正]=坪単価331万円となりますので、平均坪単価400万円の場合には21%程度割高との試算結果です。
なお、『住まいサーフィン』によれば、同じ町内で「後楽園」駅より徒歩1分、2011年に分譲された『ザ・パークハウス小石川後楽園』が、千川通り沿いながら平均坪単価307万円となっていますので、価格上昇のスピードが急であることがわかります。
販売開始は当初本年10月上旬を予定していましたが、現在は公式HP上、11月上旬開始の予定となっています。竣工は来年12月下旬、入居は再来年2月中旬を予定しています。
公式ホームページ ⇒ル・サンク小石川後楽園
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