公式HPには、「目指したのは世界が息をのむ風景とこころ通う生活が馴染む街」で「西新宿をHOMETOWNにしよう」とTOPページでは呼びかけています。地上60階建ては、首都圏で言えば『パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー』の地上59階建を抜いて最高位、ここから見る西新宿の高層ビル街の眺望が「世界が息をのむ風景」なのでしょうし、立地は従来からのご近所付き合いのある木造住宅密集地域(木密地域)ですので、それがHOMETOWN(ジモト)感なのでしょう。
ここ西新宿五丁目は大規模な再開発”住”特区として、将来大規模な住宅エリアとなる予定です。舛添都知事は木密地域の解消を目指していますので、その実現可能性はかなり高いと思われます。となると、当該地域大規模再開発の先駆けとなる本プロジェクトの将来的な資産価値も維持向上される確率が高いこととなります。
ネックは、都心再開発エリアとしては最寄駅からやや遠いことでしょうか。ただ、港区芝浦の大規模再開発でも『芝浦アイランドグローヴタワー』が「田町」駅徒歩8分、『芝浦アイランドケープタワー』が同駅徒歩13分でしたので、大きな悪材料にはならないでしょう。
敷地面積7,530.65平米は大規模タワーマンションとしては標準的な広さで、ここに街や人を潤す森をつくるとしています。ごく近くにスーパーなどの日常商業施設が少ないとの声がありますが、官民協力の大規模再開発だけに、今後の店舗誘致もあり得ると考えます。
総戸数976戸の中には従来の地権者である事業協力者住戸を含みますが、その戸数はまだ調整中のようです。間取りは1ROOM〜3LDK、専有面積33.90m2〜156.99m2と幅広く、販売価格の発表はまだまだこれからです。販売価格については、ベテラン記者の予想では坪単価310万円〜330万円との推測がなされていましたが、東京都も力を入れている再開発だけに、ぜひ価格面でもリーズナブルであってほしいものです。ちなみに、標準相場をごくおおまかに試算すると、321万円[都庁前坪単価]×1.000[駅距離補正]×1.021[地価上昇補正]=坪単価328万円となりました。
モデルルームは本年10月に事前案内会、販売開始は12月上旬を予定しています。完成は3年後の平成29年7月下旬、入居は同年10月下旬の予定です。売主の中心である三菱地所レジデンスにとっては、現在販売中の『ザ・パークハウス晴海タワーズ』に続く大型タワープロジェクトで、その販売戦略にも注目です。
公式ホームページ ⇒(仮称)西新宿HOMETOWN プロジェクト
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