シティテラス目白−竣工後建物の重厚な外観や内装に評判上々、しかし割高な価格設定に今後とも売れ行きはスローか

★　JR山手線「目白」駅より徒歩11分、東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅より徒歩4分(来年6月開通予定)の場所に立地する住友不動産分譲・前田建設施工・地上18階地下1階建・総戸数293戸の『シティテラス目白』です。

　本年3月に竣工、5月から入居が始まりました。予想以上に重厚で上質な外観や内装に購入検討者の評判も上々です。しかし、それが販売実績につながらないのが痛いところで、販売開始後1年半を経過して、成約は全体の約3分の1に当たる100戸程度ではないか、との推測がなされています。

　昨年の第1期販売が惨憺たる状況だったこともあり、第2期以降は希望住戸がある程度まとまった段階で売る、という方針をとり、地道に売り続けています。第2期販売は本年2月、第3期販売は本年5月、そして第4期販売が本年7月に始まり、現在第4期3次販売となっています。

　『シティテラス目白』の平均坪単価は410万円程度です。標準相場をごくおおまかに試算すると、275万円[目白一昨年坪単価]×1.199[地価上昇補正]×0.959[駅距離補正]×0.517[築年数等中古補正]＝坪単価316万円となり、標準相場より3割程度高いという試算結果となりました。

　入居者の方々によると住み心地が良く、しかし、夜でも部屋の中に明かりがつかない空き住戸がかなりあるとのことです。今のままでは分譲はスローに進まざるを得ず、ディスカウントなしには完売困難なのですが、値引き販売はしないとの住友不動産のスタンスが崩れるかどうかが注目点の一つです。

公式ホームページ　⇒シティテラス目白

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