2008年09月27日

TOKYO BLUE(アクアテラ)−全街区完成もかなりの残戸数、売行きのにぶさに停滞感が強まる

★ 東京メトロ南北線「王子神谷」駅より徒歩16分の場所に立地する藤和不動産等分譲・鴻池組及びフジタ施工・総戸数820戸の『TOKYO BLUE(アクアテラ)』です。

 C街区が7月に竣工し、これで全て完成、即入居物件となりました。現在C街区の販売を行っており、公式HP上は、第1期4次完売御礼、しかし先着順販売住戸として21戸、次の販売は10月中旬予定の第2期2次販売となっています。矛盾なく解釈するとすれば、第1期4次は完売したが、第2期1次あるいは第1期1次〜3次の未成約住戸が21戸ある、ということでしょうか。

 9月に入って公式HP上からA、B街区の先着順販売の表記がなくなりました。しかし、入居状況から見てもとても完売したとは思えず、B街区を中心にかなりの戸数が売れ残っている印象だということです。

 C街区は東向きの条件的に制約がある住戸を中心に、坪単価130万円〜160万円と、A・B街区よりも価格を抑えめに販売されていますが、販売状況がほとんど話題にならず、購入検討者の関心が総じて低くなっている状況です。

 HPマンションコミュニティのスレッドでは、近隣物件と比較して売れない理由について、市況のピークを過ぎた販売時期・少し高めの価格水準・広さや付加価値を売りにした販売戦略などが挙げられています。

 移ろいやすい市況やマーケットニーズを読むことは極めて困難で、これらはある意味結果論にも近いのですが、いずれにせよデベロッパーとしては当面目先の売れ残り戸数の消化を急ぐしかありません。かといって、費用対効果の面からいっても、関心の低下している本物件に力いっぱい販売戦力を注入するわけにもいかず、売行きのにぶい状況が続きそうです。

公式ホームページ ⇒ TOKYO BLUE(アクアテラ)

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posted by フェアリンク at 11:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 完売物件