分譲は13階以上で分譲戸数は137戸、平均坪単価は420万円程度で、坪単価340万円程度の住戸もあるという当初予想より抑えた価格設定で、5月中旬に第1期販売が行われました。分譲戸数137戸の8割弱に当たる105戸を売り出し、若干のキャンセル戸数は出たものの、初日にほぼ即日完売という人気を博しました。
その後、7月中旬に残り32戸の半分に当たる16戸の第2期販売が実施され、こちらも順調だったのか、10月中旬に予定されている第3期販売は残り16戸と、数字上はこれで完売となる好調な販売状況です。
ただし、懸念材料としては、隣接するライバル物件である三井不動産レジデンシャルの『パークタワーグランスカイ』の販売開始があります。
『パークタワーグランスカイ』は、当初は本年5月に販売開始予定だったものを、『プラウドタワー東五反田』の販売遅延に合わせるように販売が遅れ、昨日から第1期の登録開始、販売戸数は分譲戸数全体の4分の1に満たない135戸と弱気ですが、第1期の平均坪単価が385万円と『プラウドタワー東五反田』よりも割安で、坪単価400万円を切ってきました。
大崎・五反田エリア再開発物件としては、この2つのタワーマンション以外にも住友不動産が総戸数1084戸という大規模な『大崎ウエストシティタワーズ』を販売する予定となっており、高額タワーマンションの乱立による供給過剰が不安視されています。
野村不動産としては、より大規模な『パークタワーグランスカイ』の販売前に小ぶりな『プラウドタワー東五反田』を売り抜けておきたかったでしょうが、約9割弱は契約済で利益を確保できたはずで、まず安泰とも言えます。これからは売れ行きの鈍化が予想されるものの、販売戦略としては、ひとまず成功と言えるでしょう。
公式ホームページ ⇒プラウドタワー東五反田
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