売主であるハウジング大興は、本年7月30日に民事再生法の適用を申請、破綻に追い込まれました。不動産業界の低迷による販売不振、改正建築基準法、サブプライムローン問題に端を発する金融不安などから2008年3月期に年売上高が約76億円と、1年前の145億円からほぼ半減、7月末の決済が困難となり、今回の措置となりました。
『ビジュー青井』は、期末の苦しさから本年3月に値引きが始まり、7月28日まで限定1戸特別販売を行うなど、最後の最後まで力を尽くしていましたが、完売できませんでした。
周辺環境が気になるものの駅徒歩2分と悪い物件ではないのですが、TX(つくばエクスプレス)プチバブルが崩壊し、勢いを失ってしまいました。現在も公式HPは生きており、販売代理であるデバインコーポレーションにより、公式HP上先着順3戸販売となっています。
例えばモデルルーム住戸75u超南向き3LDKが、7月6日旧価格で3,950万円でしたが、10月1日新価格で2,980万円との表示です。これは旧価格から970万円下がって約25%の値引きとなり、坪単価131万円とお手頃価格にはなりました。
気になる売主の瑕疵担保責任については、民事再生法事案ではその地位が承継されることになりますが、購入を検討される方は、破綻後の推移を注意深くウォッチする必要がありそうです。
公式ホームページ ⇒ビジュー青井
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