2008年11月04日

マスタービューレジデンス−新価格は1割増の高値か。既存不適格への反省はどこに?

★ 東急田園都市線「池尻大橋」駅より徒歩7分の場所に立地する鹿島建設分譲&施工・地上14階地下2階建・総戸数243戸の『マスタービューレジデンス』です。

 既存不適格物件として混乱しましたが、竣工後に販売を再開しました。7月時点では公式HP上販売戸数32戸との表示、すぐに5戸減って27戸となり、本日現在、公式HP上の表示は20戸となっています。しかし、実際の残戸数がどの程度かは、大規模物件だけに関係者以外は判明しがたいところです。

 情報によれば、既存不適格と知らずに購入した方には、物件価格の5%+お詫び料100万円が出たとのこと、一方、既存不適格判明後の再販価格は、当初分譲時の1割増価格ということです。

 これが事実だとすれば解せない対応で、既購入者と同額となるようディスカウントするなら話はわかるのですが、なぜ、既存不適格判明後の価格の方が高くなるのか、理解に苦しみます。まさか、既購入者への5%割引+お詫び料100万円分を、新規購入者に上乗せしているというケチな話ではないとは思いますが、疑念は残ります。

 現在販売されている住戸の坪単価は、321万円〜588万円です。標準相場をごくおおまかに試算すると、282万円[池尻大橋一昨年坪単価]×1.094[地価上昇補正]×1.013[駅距離補正]=坪単価313万円となり、相場からもかなり高めという試算結果です。

 期待の大きかった物件だけに、この顛末には悲しくなります。もう少しハンドリングの仕方がなかったのでしょうか。このまま棚ざらしの状態がいつまで続くのか、残念な結果となりました。

公式ホームページ ⇒マスタービューレジデンス

TOPへ

posted by フェアリンク at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 完売物件