本年初頭の分譲開始直後は予想外の割安感で順調に売れていた都心立地の高い評価のマンションでしたが、最近は強い逆風が吹いています。その要因は、次の通りです。
1 前回9月30日の記事の通り、工事中の2度目のゴンドラの落下事故が発生、今回は人身事故となり、テレビでも報道されて、イメージを大きく損なったこと
2 売主による事故後の対応が「キャンセルに対する手付金返還に応じず」など、危機管理として必ずしも適切と言えず、一部の購入検討者の不信を招いていること
3 10月に入っての予想をはるかに超える株価の下落、これに伴う不動産市況の一段の冷え込みにより、販売当初割安と見られた分譲価格がむしろ割高と見られ、分譲中の値下げ期待すら出てきて、購入検討者に待ちの姿勢が出てきたこと
4 2年前に割安感から2か月で完売し、本年初頭まで最高の騰落率を付けていた『赤坂タワーレジデンス Top of the Hill』 が、『パークコート赤坂 ザ タワー』の予想外に低い分譲価格を受けて急速に下落、本日現在中古市場に『赤坂タワーレジデンス Top of the Hill』物件が、総戸数の1割を超える53件も出回るなど、赤坂におけるマンション需給に過剰な荷もたれ感が出て、『パークコート赤坂 ザ タワー』に対する需要に影響を与えていること
これらのことから、第3期販売は再度延期されて、結局10戸のみを10月25日(土)〜11月9日(日)の登録期間、11月10日(月)の抽選という小粒なものにならざるを得ませんでした。「好事魔多し」を地で行くような本物件、今後の売れ行きの回復は望めるのか、危うい状況となっています。
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