2008年11月23日

パークコート成城−不動産プチバブルが崩壊し割高感が台頭、幕引きの仕方が不透明となったハイグレードマンション

★ 小田急電鉄小田原線「成城学園前」駅より徒歩8分の場所に立地する三井不動産レジデンシャル分譲・鹿島建設施工・地上3階地下1階建・総戸数39戸の『パークコート成城』です。

 「成城学園前」駅からフラットな道のりを徒歩8分、成城憲章に守られた成城3丁目・第一種低層住居専用地域に3階建の優雅な佇まいを見せるハイグレードマンションです。成城らしい立地のマンションとして上々の前評判だったのですが、売り渋りだったのか思うように顧客が付かなかったのか販売が昨年夏に延び、その後も思うような売れ行きを見せていません。

 総戸数39戸で、このうち4戸が最近まで先着順販売の表記だったのですが、現在なぜか、公式HP上、最終期3次の販売という表記に変更となり、販売戸数も未定となっています。住宅情報ナビでは5戸の間取りが紹介されており、ひょっとするとこれ以外にも売れ残り住戸があるのかもしれません。

 販売価格は、地下住戸は坪単価360万円台、最上階は坪単価500万円超、平均坪単価は430万円超との情報があります。標準相場をごくおおまかに試算すると、270万円[成城学園前一昨年坪単価]×1.180[地価上昇補正]1.041[駅距離補正]=坪単価332万円となりました。

 今となってはかなりの割高感が目に付きます。懸念されていた世田谷区所有の南側更地の工事も始まりました。『パークコート成城』は、本年8月に既に竣工済み、今後どのような販売戦略で処理しようとしているのか、幕引きの仕方が不透明になってしまった高級マンションです。

公式ホームページ ⇒パークコート成城

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posted by フェアリンク at 23:31 | Comment(1) | TrackBack(0) | 完売物件