かつてこの地は、明治天皇がご宿泊された伊勢山離宮があったところで、近年はホテルが建っていました。積水ハウスではこの地に、総戸数99戸のうち95戸を億ションとする野心的なプロジェクトを敢行しました。
平均専有面積は162uという日本のマンションとしてはとてつもない広さで、結果、平均坪単価250万円程度という標準的な水準にもかかわらず(というか、グロスを抑えるために坪単価を落とさざるを得なかった?)、ほとんどが1億円超という構成になっています。
積水ハウスによれば、横浜での億ションの販売は昨年が6戸、一昨年が5戸ということですから、この計算でいけば、本年は横浜における18年分の億ションの販売ということになります。その意気やよし、とは言うものの、販売はやはり容易ではありません。積水ハウスも会員限定分譲という形で、ゆっくり売っていく構えのようです。
比較対照されるのは、道路を隔てて隣接する新日鉄都市開発・三菱地所「横濱紅葉坂レジデンス」(368戸)ですが、こちらは昨年6月に販売開始され、既に完売しています。はたして本物件の今後の成り行きはどうなるのか、興味は尽きないところです。
公式ホームページ ⇒グランドメゾン伊勢山
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