南北に長い特異な形状の敷地で、本マンション建設前は有料駐車場だったとのことです。デベロッパーは、リーマンショック後の割安な価格で本敷地を入手したとのことで、おそらく本プロジェクトの最大のコンセプトは、「安く仕入れたブランド地を安く売る」ということになるのではないかと思います。
共用施設・専有施設ともに仕様を落とすなどしてコストカットに努め、平均坪単価380万円を実現しました。来月販売される『ワテラス タワーレジデンス』が「新御茶ノ水」駅徒歩3分で坪単価440万円であることを考えれば、南青山ブランドで驚きの低価格です。
一方、東側は青山墓地に外苑西通りの交通量、また一部反対運動の存在など、課題もあります。周辺地域にはそれほど高級感を感じられる場所ではなく、まさに「南青山」のネームブランドのみが光り輝いています。
総戸数177戸は売りさばくには容易ではなく、販売価格もこれを見越して安くしたとも言えるでしょう。標準相場をごくおおまかに試算すると、419万円[外苑前坪単価]×1.000[駅距離補正]=坪単価419万円となりますので、平均坪単価380万円とすると、相場より約1割安いことになります。
売主では現在、ネット上で盛んに広告を打ってはたして順調な販売となるかどうか注目です。販売は7月中旬開始を予定しています。
公式ホームページ ⇒南青山マスターズハウス
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