もともとは松平藩の武家屋敷跡で、今でも落ち着きが感じられる土地柄に、地上23階建のタワーの誕生です。免震構造・オール電化(大震災後、オール電化のイメージは悪くなっていますが)で、先進の設備を備えています。
しかし、販売価格が平均坪単価300万円〜320万円程度で、「大塚」駅徒歩4分の利便性の高い立地とは言え、徐々に割高感を指摘する声が多くなっています。標準相場を大まかに試算すると、坪単価235万円[大塚坪単価]×1.058[駅距離補正]=249万円となりますので、相場より25%程度高いとも言えます。
第1期販売は5月7日に行われ、総戸数201戸の約半分の102戸を売り出し、82件69戸の申し込みがありました。つまり、販売戸数の約3分の1に買い手がつかなかったことになり、これでは好調とは言えません。
販売側ではすぐさま第1期2次販売11戸の分譲を5月14日に行い、以後細切れに販売を重ね、現在第1期6次販売、先着順は11戸販売となっています。
立地もマンションとしての質も悪くないだけに、山手線の中では元々売りにくいエリアでもありますから、平均坪単価でせめて300万円を切る価格設定であるべきではなかったか、という気がします。
とはいえ、販売は始まったばかり、今後の道のりの遠さは感じますが、タワーとしては小ぶりの総戸数201戸ですので、完売に向けて粘り強くがんばってほしいものです。
公式ホームページ ⇒ザ・タワーレジデンス大塚
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