2011年08月07日

パークコート赤坂 ザ タワー−赤坂タワーがまさかの長期在庫物件へ。「良心的価格」のつもりがいつの間にか「ありえない価格」に

★ 東京メトロ千代田線「赤坂」駅より徒歩8分、同銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山1丁目」駅より徒歩9分、東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅より徒歩9分の場所に立地する三井不動産レジデンシャル分譲・大成建設施工・地上43階地下2階建・総戸数518戸の大規模タワーマンション『パークコート赤坂 ザ タワー』です。

 前回の平成20年11月の本ブログでは、本マンションについて、「都心優良物件に吹く強烈な逆風、今後の販売に赤信号」と書きましたが、その後は果たして苦難の道を歩み、竣工後2年を経過した今でも完売の声を聞くに至っていません。

 販売初期に不幸な事故が重なって検討者の購買意欲が減退し、その後リーマンショックにより都心のマンション価格が大幅に低下、当初は「良心的」と見られた価格も今では「ありえない」価格と感じられるようになりました。

 現在の販売住戸は公式HP上13戸で、最も安い9階住戸が坪単価542万円、最も高い43階最上階住戸が坪単価926万円です。片や中古市場では、分譲価格5億6,000万円(坪単価1,132万円)の最上階住戸が2億円価値が下がった3億6千万円(坪単価728万円)で売りに出されており、2年間で35%の不動産価値の減少が見られます。

 ちなみに、標準相場をごくおおまかに試算すると、461万円[青山一丁目坪単価]×0.988[駅距離補正]=坪単価455万円となります。現在、モデルルーム家具付住戸販売中ですが、かなりの値引きをしているとの噂もあります。

 販売開始時にモデルルームに行った私としては、まさかこの物件がここまで売れ残るとは想像だにしていませんでした。それは当時、価格をがんばって下げた分譲価格としたつもりだった販売側も同じ気持ちでしょう。早く完売されることをお祈りしています。

公式ホームページ ⇒パークコート赤坂 ザ タワー

百年後のヴィンテージマンションへ

posted by フェアリンク at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 完売物件