ヨーロッパ調のクラシカルなファサードデザインを有し、「ONLY 20 Vintage Style」と称して差別化を図るとともに、これを価格設定にも反映させる戦略とみました。このヴィンテージスタイルを「素敵」ととる人も「ダサい」ととる人もいるでしょうが、総戸数20戸ですから、前者のみで十分需要はあると考えられます。
販売は当初、昨年夏でもおかしくなかったのですが、『シティハウス東中野駅前』と同様ずるずると延ばされ、本年2月に建物竣工後、この春からモデルルームがオープンしました。その後も販売時期が延びたりしましたが、結局8月9日に第1期先着順申込として5戸のみの販売となりました。
前評判はそんなに悪くなかっただけに、5戸のみの販売の真意がわかりかねますが、思ったより需要が弱かった、ということかもしれません。ともかくこれを完売し、現在第2期の要望書受付がなされています。
間取りはすべて3LDKで専有面積71.03u〜73.54u、販売価格は4,530万円〜5,250万円で、坪単価210万円〜236万円です。標準相場をごくおおまかに試算すると、171万円[志村三丁目坪単価]×1.013[駅距離補正]=坪単価173万円となりましたので、約3割弱割高な印象です。
ライバル物件は、「志村三丁目」駅徒歩6分の『アトラス志村三丁目』で、こちらは坪単価176万円〜200万円と、本マンションより割安な設定となっています。一方、立地は本マンションの方がよいとの声もあり、いずれがより成功物件となるか注目されます。
公式ホームページ ⇒『シティハウス志村三丁目ザ・レジデンス』
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