「勝どき」駅から晴海トリトンスクエアを越えてさらに晴海運河の方へ歩いた晴海2丁目に所在し、面積14,925.81uという広大な敷地にツインタワー、総戸数1,800戸のビッグプロジェクトです。『クロノレジデンス』はその1本目のタワーとなります。
本プロジェクトにとって最大のアクシデントは、やはり東日本大震災の発生でしょう。「湾岸」「タワー」の人気が落ち、販売が軒並み低迷している中での船出となります。公式HPでは、晴海地区では液状化の心配がないこと、建物直下部分の液状化対策を行っていること、「コアウォール免震システム」を採用した免震構造であること、地震波を検知するセンサーをエレベーターに設置していることなどを強調しています。大手町から1時間、銀座から30分で歩いて帰れることも強みです。
湾岸タワーの今後の動向は、今月に先行して販売活動が開始された『プラウドタワー東雲キャナルコート』が鍵を握っています。『クロノレジデンス』のライバル物件として、『プラウドタワー東雲キャナルコート』の販売状況を見ながら価格設定等がなされていくことになりそうです。
標準相場をごくおおまかに試算すると、245万円[勝どき坪単価]×0.959[駅距離補正]=坪単価235万円となりました。『東雲キャナルコート』よりは標準相場が10%程高い価格設定が可能ですが、『東雲キャナルコート』の売れ行きがさっぱりだったり、またはそれを恐れて相当安い販売価格で出してくると、影響は免れません。『クロノレジデンス』だけで883戸、次のタワーで約1,000戸が控えているだけに、プロジェクト責任者の心中は重いものがあるでしょう。
公式HPは、石川遼君をキャラクターに使用して(どういう狙いがあるのでしょうか?誠実さ、信頼感ということでしょうか。)9月1日オープン、9月中旬 丸の内にサテライトオフィスをオープンして客の動向を探り、販売開始は来年1月からを予定しています。
公式ホームページ ⇒ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス