もともとは社宅のあった場所で、情報では日本綜合地所が事業を計画していたところ、同社が経営不振に陥りその土地を住友不動産が買い取ったものとのことです。リーマンショック後の住友不動産は、このような土地取得が多く見受けられます。
敷地は、第一種低層住居専用地域が広がる閑静な住宅街に約7,900uという恵まれた立地です。ただし、駅までは距離があり、目の前の通りはバスも通るためお子さんは要注意、しかし、本マンション裏手は公園となっており、通りの向かいにマルエツプチができるなど、生活はしやすい場所と言えます。歩いて徒歩1分の神明通り共和会もなかなか味があります。
一方、本マンションの間取りは2LDK・3LDKで、専有面積は55.13u〜72.93u、土地柄ファミリー向けとしたいところですが、その割には専有面積が小さい印象があります。これはグロスとしての価格を抑えるためのもあるのでしょうが、最多価格帯が6千万円台だとすると、坪単価は300万円内外となってしまいます。
標準相場をごくおおまかに試算すると、256万円[西荻窪坪単価]×0.943[駅距離補正]=坪単価241万円となりますが、公式HPをみると高級志向を目指している模様ですので、おそらく約2割程度は割高な価格設定となるでしょう。
当初この秋に予定していた販売は来年1月に延期、割高な価格設定を行うとすれば、ある程度長期戦の構えなのかもしれません。
公式ホームページ ⇒シティテラス西荻窪
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