予定より遅れたものの、鳴り物入りで登場した湾岸大型物件の第1期販売がついに始まりました。当初坪単価300万円超が予想されていた本物件ですが、東日本大震災の影響で先行物件の『プラウドタワー東雲キャナルコート』が平均坪単価238万円と想定より安く出たこともあり、売主は悩んだ末に平均坪単価260万円程度で販売に踏み切り、そのおかげでネット上の掲示板は一時期爆発的な書き込みとアクセス数がありました。
一方、慣れとはおそろしいもので、じきにこの価格水準に慣れてしまうと、「勝どき」駅徒歩11分の遠さやまだ未整備の周辺環境、湾岸であることの災害時等のデメリットなど、懸念点が目につくようになり、モデルルームも中だるみの時期がありました。
しかし、マンション販売で最もにぎやかな第1期の登録期間に入り、再び注目が高まっています。販売戸数は売主がこれも悩んだ末の320戸、総戸数に対する割合36%は必ずしも多いとは言えませんが、絶対数でこれだけ売るのは大変とも言えます。
対象住戸は要望書が出た住戸がほとんどで、結果として、眺望等から安く設定した角住戸に人気が集まり、角住戸及び2千万円台からある北向き1LDKが販売の主体となるやや偏った販売住戸の構成となりました。しかし、第1期で勢いをつけるために、販売側があえてとった戦略でもあります。販売住戸の坪単価は219.1万円〜417.2万円ですが、プレミアム住戸を除けば坪単価340万円までで最上階以外の住戸は購入できる価格設定です。
登録期間最初の先週土曜日、そして特に先週日曜日は数多くの登録者がモデルルームを訪れました。締切は4月15日日曜日の正午、駆け込み登録者も含めて大変なにぎわいとなることでしょう。
販売側としては、願わくば全戸即日完売、それが無理でも8〜9割方成約と行きたいところです。駅距離はあるものの、三菱地所レジデンスが力を入れている物件だけあって、仕様・デザイン・設備・構造等、確かに平均坪単価300万円超をにらんだタワーマンションであったことがわかります。はたして、どこまで購入検討者にアピールすることとなるのか、結果が大いに注目されます。
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