日産自動車の社宅の跡地の一部をマンションとして事業化したもので、面積5,702.61uの敷地に間取り3LDK〜4LDK・専有面積66.50u〜84.22uの全戸ファミリータイプの105戸構成となっています。
本マンションの最大の特徴は、屋上をすべて太陽光発電パネルで埋め尽くし、日本で初めての「≪蓄電・戸別売電可能≫太陽光発電システム」とし、これとオール電化住宅との組み合わせにより、シミュレーションでは各戸の光熱費を約62%オフとするものです。これが購入検討者には強くアピールし、本マンション購入の動機の一つになっていると考えられます。
一方、大きなネックは、やはり駅から遠いことです。このため、「鶴ヶ峰」駅と本マンションとを結ぶシャトルバスを運行、通勤時には30分ごと5本の便を走らせ、これを利用すれば同駅に4分でアプローチできるとのことです。
別名を「太陽の丘」プロジェクト、太陽光発電の個別供給に由来するネーミングでもありますが、イメージはなぜか西欧で、公式HPの登場人物はすべて西欧人です。HPの表記が時おり英語で見にくいのですが、中世ドイツのゴシック様式をモチーフにした装飾に、ルネサンスの要素を加えた外観という説明が施されています。
共用施設は、プレイラウンジ、3つのベースメントガーデン、リラクゼーションラウンジ、シアターラウンジ、キッチンスタジオ、ライブラリラウンジ、キッズラウンジと充実しています。
販売価格は2,598万円〜3,898万円で、坪単価129万円〜153万円程度です。標準相場をごくおおまかに試算すると、154万円[西谷坪単価]×0.815[駅距離補正]=坪単価126万円となりますので、太陽光発電などの付加価値がついているためか、約1割程度割高との試算結果となりました。
建物は3月30日に竣工し、先週は内覧会が行われました。現在の販売戸数は10戸で、これが残戸数のすべてとすれば、昨年5月の販売開始以来、1年足らずでまずまず順調に販売が進捗したことになります。入居後は、個別供給の太陽光発電のパフォーマンスなどが注目され、成果を挙げればこのスタイルが他のデベロッパーにも広まるかもしれません。
公式ホームページ ⇒レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ
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