本マンションは、磯子3丁目の横浜プリンスホテルの跡地に立地します。約11.7ヘクタールの広大な丘地の約7割を緑化し、そこに地上3〜10階建ての分譲マンション13棟・計1,230戸を開発するほか、スーパーマーケットなどを誘致した商業施設(1棟)や保育園、クリニックなどを整備する一大プロジェクトです。
本物件に対する反響は大きく、昨年10月8日の物件ホームページ開設から10日間で想定の倍となる1000件超の問い合わせがあったとのことです。一方、物件としての希少価値は大きいものの、価格水準や周辺環境、折からのマンション市況など、迷うところもあります。
価格水準は、ネット上の情報によれば、西向きA〜E棟で190万円〜、南向きD〜H棟で210万円〜、プレミアム仕様のあるIJ棟は250万円〜から、とのことで、途中100万円〜200万円の値下げによる価格調整を行い、販売直前に人気のある住戸を中心に100万円〜150万円の値上げを行うなど、あまり美しくない価格調整が行われました。
販売時期は当初本年3月予定のものが若干遅れ、3月31日正式価格発表、4月16日に抽選会、というスケジュールとなりました。第1期販売の戸数は325戸で、総戸数に対する割合は26%と小さめですが、絶対戸数としては、最近の大規模物件として標準的といえます(同じく鳴り物入り物件で、同様に4月に販売された『Brillia多摩ニュータウン(ブリリア多摩ニュータウン)』も総戸数1,249戸に対し第1期販売戸数が300戸(即日完売)、こちらも4月販売の『ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス』も総戸数883戸に対し第1期販売戸数が320戸でした。)。
販売結果としては、325戸ほぼまんべんなく成約に至ったようで、角住戸やリーズナブルな価格の住戸を中心に抽選住戸もありました。ゴールデンウイーク中のモデルルームのお客の入りも順調で、6月中旬に第2期販売が予定されています。正念場はこれから、というところでしょう。
公式ホームページ ⇒Brillia City 横浜磯子(ブリリアシティ横浜磯子)
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