当初、昨年10月が予定されていた販売開始ですが、今のところ公式に販売が始まったという情報はありません。公式HPでは、6月下旬販売開始予定となっていますが、これもまた淡々と時期がずれていくのでしょうか。
ただし、販売時期がずるずると延びるのは住友不動産の販売手法としてはいつものことなので、さしたる驚きもありません。モデルルームが総合マンションギャラリーに集約されたため、個々の物件のモデルルーム運営経費を考えなくてもよくなったことも一因かと思われます。
分譲価格は最も安い住戸でも(地下住戸を除く?)東向き70uが6,500万円程度であったとの情報が本年1月にありました。これが事実だとすれば坪単価300万円超からの価格設定となり、坪単価330万円前後が標準かとも推測され、過去の西荻窪物件や杉並区物件と比較してどうなのか、ネット上で議論がされています。なお、その後価格を一部見直したとの情報もありますが、定かではありません。
現時点での標準相場をごくおおまかに試算すると、269万円[西荻窪坪単価]×0.943[駅距離補正]=坪単価254万円となりますが、これに敷地面積7,900u・総戸数143戸・低層レジデンスという希少性や高級マンションとしての品質等のプレミアムが乗っているということでしょう。
ネット上の掲示板では、本マンションの設計として、メイン棟とも言えるテラスAとテラスDのバルコニーが中庭に向いていることに賛否両論あります。中庭はプライベートフォレストという「緑に満ちた空間」でこれを良しとする意見と、植樹されているとはいえ、プライベート空間が向かいの棟より見えてしまうのではないかと懸念する意見が出されています。これは人により感じ方は様々でしょうし、竣工後に現物を見ないと心配はなかなか払拭できないかもしれません。
販売側では、本マンションの開発コンセプトのモデルである住友不動産の高級賃貸マンション『ラ・トゥール代官山』の中庭を見学するというユニークな企画を立てています。これを見て得心するのかどうかは不明ですが、中庭に興味のある方は参加されるのも一案かと思われます。
公式ホームページ ⇒シティテラス西荻窪
⇒百年後のヴィンテージマンションへ