2012年10月17日

広尾ガーデンフォレスト 椿レジデンス−広尾ガーデンフォレストの最後を飾る椿レジデンス、現在第2期9次販売5戸(坪単価337万円〜352万円)、先着順販売8戸(坪単価315万円〜430万円)、資産価値は継続的な議論に

★ 東京メトロ日比谷線「広尾」駅より徒歩9分(椿レジデンスエントランスまで徒歩11分)の場所に立地する三井不動産レジデンシャル&三菱地所レジデンス分譲・鹿島建設施工・地上12階地下1階建(G棟)・地上13階地下1階建(H棟)・総戸数200戸の『広尾ガーデンフォレスト 椿レジデンス』です。

 本マンションは、日本赤十字社医療センター等再整備のための財源を必要としていた日本赤十字社が、自社所有地をみずほ信託銀行に定期借地(50年間)として提供、その土地に定期借地権マンションとして建築されています。

 本マンションは8棟構成で、桜レジデンスA棟(123戸)、B棟(74戸)、楓レジデンスC棟(117戸)、D棟(40戸)、白樺レジデンスE棟(39戸)、F棟(81戸)、椿レジデンスからなり、地権者用住戸34戸を含む総戸数674戸となっています。椿レジデンスは、その最後を飾るG棟・H棟の2棟として現在分譲中です。

 A棟〜F棟の平成19年の販売当初は、定期借地物件は、マンションの新しい分譲スタイルとして喧伝され、会員優先分譲分200戸はほぼ完売、その後も、不動産プチバブルの波に乗って順調に売れ続け、平成19年末から平成20年当初にかけて値上げまでした上、最後はあっという間に総戸数474戸を完売しました。

 しかし、その後、リーマンショック直後からキャンセル住戸が増え始め、一時期30戸程度が再度販売に付され、昨年11月時点でも12戸が先着順販売の対象になっていましたが、現時点では2戸まで減ってきています。

 セールス開始以来、当初はなかなか販売に踏み切らなかった椿レジデンスですが、現在、第2期9次販売5戸(間取り2LDK〜3LDK・専有面積72.06u〜89.04u・販売価格7,340万円〜9,480万円・坪単価337万円〜352万円)、先着順販売8戸(間取り2LDK〜3LDK・専有面積69.2u〜102.18u・販売価格6,590万円〜13,300万円・坪単価315万円〜430万円)となっています。

 現時点での標準相場をごくおおまかに試算すると、464万円[広尾坪単価(本年3月改定)]×0.959[駅距離補正]×0.8[定期借地補正]=坪単価356万円となりますので、現在の販売住戸はこれを下回るものが多くなっています。先行した6棟が最低坪単価400万円程度からであったことを考えれば、買いやすくなったと言えそうです。

 ネット上の掲示板では、50年後に借地権終了・解体しなければならない本マンションの資産価値について継続的に議論が戦わされています。マンションとしてのグレード感・周辺環境の素晴らしさは言うまでもないだけに、悩ましい物件であることは確かです。

 長期間継続して販売している高級マンションとして、派手な広告などは打たなくなりましたが、知名度は高く、富裕層を中心に着実な販売をしているのでしょう。椿レジデンスの竣工は来年8月下旬、入居は来年11月上旬が予定されています。

公式ホームページ ⇒広尾ガーデンフォレスト 椿レジデンス

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posted by フェアリンク at 07:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 完売物件