本マンションの立地する豊洲6丁目は、豊洲突提先埋立工事で戦後になって成立した新しい埋立地で、現在は、同じ街区にTEPCO豊洲ビル、新豊洲CUBE、豊洲六丁目公園以外はほとんど何もない、まさしくフロンティアです。
この豊洲埠頭と呼ばれる110haの広大な敷地には、今後居住人口13,000人、就業人口44,000人を想定し、豊かな自然を配し、防災のあり方をも見つめる「新世界」となります。本マンションはこのうちの3−2街区の21,242.52uの敷地に総戸数1,110戸もの戸数を有するタワー&ガーデンの大規模マンションを建設することになります。
敷地西側には今話題の豊洲新市場の配置が予定され、また、本マンション敷地は約38%が広大な緑に包まれます。この敷地には本マンション以外に約500戸の分譲住宅のほか、賃貸住宅、業務、商業、公益施設等が予定されており、東電堀をはさんで向こう岸には昭和大学新豊洲病院が来年開院、平成27年4月には豊洲西小学校の開校、また敷地内にも同年、認定こども園と保育園等の開園が予定されています。
新天地の常として、近隣に指標となる既存マンションがないだけに、売主にとっても買主にとっても、プライシング及びその判断評価が難しいところです。ネット上の掲示板では、予想する平均坪単価が150万円から290万円まで、大きな幅のある中で議論が白熱しています。
標準相場をごくおおまかに試算すると、236万円[豊洲坪単価]×0.943[駅距離補正]=坪単価223万円となりました。『住まいサーフィン』においては、予想坪単価を228万円(u単価69万円)としています。大がかりなプロジェクトだけにもう少し高値を狙いたいところですが、私個人の勝手な推測では、総戸数1,100戸という数の多さを考えると、平均坪単価を230万円前後に持ってこないと苦しい気がします。
販売開始は6月下旬からの予定で、現在は今春のモデルルームオープンに向けて資料請求受付中です。今はあれこれ想像して、ある意味では議論が盛り上がる時期でもあります。いずれにしても、本年の大きな話題物件の一つとなることは間違いないでしょう。
公式ホームページ ⇒SKYZ TOWER & GARDEN
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