「広尾」駅に徒歩3分という近さは、2004年分譲の『ディアナガーデン広尾』(「広尾」駅徒歩1分)以来で、希少価値があります。売主のサンピアは、これまで川崎市、横浜市、さいたま市、川口市など、首都圏近郊物件が多かったのですが、昨年来、広尾や市ヶ谷など、都心にも切り込んできました。ただ、売主としての知名度不足は否めません。
面積499.99平米の敷地に総戸数20戸の小規模マンションですが、グレーとホワイトのコントラストからなる外観の色遣いは品があります。構造面では二重床・二重天井が基本で、設備としてはハイブリッドポストが印象的です。小規模マンションでありながらディスポーザーが付き、食器洗い乾燥機、ミストサウナなど、快適に暮らせる設備が揃っています。
販売は昨年8月から開始され、本年4月に竣工済、現在は先着順販売で7戸表示となっています。この7戸は、間取り1LDK〜3LDK、専有面積61.73u平米〜110.68平米に対し販売価格7,440万円〜15,840万円、坪単価398万円〜473万円となっています。
標準相場をごくおおまかに試算すると、464万円[坪単価坪単価]×1.074[駅距離補正]=坪単価498万円となりますので、上記坪単価レンジの中央値と比較すると、13%程度割安との結果です。販売当初は坪単価309万円の住戸があるなど、「広尾」駅徒歩3分にしてはリーズナブルな価格設定です。
竣工済ですが、総戸数20戸のうち7戸が販売中で、スローペースとなっています。ただ、マンション価格が現在上昇している中で、上記価格水準の「広尾」駅徒歩3分は価値があり、注目を集める頃が来るかもしれません。
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