かつて要人たちが入居した1961年築の麻布東急アパートメントの建替プロジェクトで、当初は50戸の地権者住戸がありましたが、これを売主が買い取り、全戸分譲住戸としました。窪地で傾斜地、低層階は囲まれ感があるというハンデはありますが、都心でありながら静かな場所であることを評価する声も多くあります。
敷地面積は4,673.23平米で、麻布狸穴町全域の5分の1を超えています。耐震等級2の長期優良住宅に認定され、デザインは名高いアーキサイトメビウスが監修、コンシェルジュサービスやラウンジなどの共用施設・サービスもあります。
販売は昨年3月の第1期1次で68戸を売り出し、第2期の9戸販売等、10月までに販売半年で残り2割となりました。11月には第4期販売が行われ、2月上旬には最終期5戸販売が予定されています。また、現在の先着順物件は8戸となっています。
この最終期と先着順販売を合わせると、間取り2LDK〜3LDK、専有面積67.71平米〜121.33平米に対し販売価格8,990万円〜13,700万円、坪単価340万円〜538万円程度となります。また、『住まいサーフィン』によれば、第3期2次29戸の平均坪単価は426万円ということです。
標準相場をごくおおまかに試算すると、490万円[六本木一丁目坪単価]×0.988[駅距離補正]=坪単価484万円となりますので、仮に第3期2次が全体の平均坪単価とすると、12%程度割安との試算結果です。本物件は、日照・眺望等の諸条件が低層階と高層階でかなり異なりますが、平均すればお得感があるマンションだと考えます。
建物は昨年12月に竣工済、今月引渡し予定です。今の市況では難しいかもしれませんが、期末に向けてもし値引きがあるならば狙い目と言えるでしょう。
公式ホームページ ⇒ブランズ麻布狸穴町
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