本マンションに関する昨年1月16日の前回ブログ記事では最終期に入ったところでしたが、昨年4月上旬には残住戸3戸、4月下旬には最終1戸となり、ゴールデンウィーク明けの5月上旬には完売となりました。2月の引き渡しから約3カ月後の完売で、アベノミクスによるマンション販売急加速化と、マンション販売シーズンと言われるゴールデンウィークにおける成約で、順当な結果となりました。
本マンションは、江戸時代からの由緒ある仙台坂に南に開けた高台立地、板状タワーによる全戸南向きで眺望がきく開放感と、フォレストパーク(公開空地)及びプライベートパークの豊かな植栽空間が魅力です。再開発の進む「大井町」駅周辺で、同駅へ徒歩5分の立地は、住みやすく、利便性の高いものです。
北側道路の池上通りの交差点の交通量の多さから来る騒音、排ガス、振動の心配もありましたが、お住まいの方によれば、確かに北側外廊下で車の音はするものの、居室内は防音が効いてて静かだそうです。南側は静かで明るい空間で、天井高2.7メートルの高さも好評です。
最終1戸は6,880万円の低層階住戸だった模様ですが、平均坪単価320万円程度、標準相場をごくおおまかに試算すると、272万円[大井町坪単価]×1.041[駅距離補正]=坪単価283万円となりますので、約18%程度割高との試算結果で、大井町物件としてはやや高めの価格設定でした。しかし、立地条件の良さ等から、販売は順調に進み、満足度の高い物件となりました。完売おめでとうございます。
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