江戸時代には播磨小野藩の大名・一柳家の下屋敷であった敷地で面積は3,764.46平米、これまで外人専用の賃貸住宅が14戸並んでいたところ、これを解体して70年の定期借地権形態で総戸数83戸のプラウドが誕生します。「白金台」駅徒歩3分という人気ブランド地にありながら緑あふれる丘の上、マンション名に町名をそのまま採用しているのも立地への自信が示されています。
ただし、四方道路ながら周辺の道は狭く(だからこそ良好な住環境なのですが)、周辺の一戸建て及び低層住宅に影響を及ぼすことも考えられ、ネット上の掲示板では周辺住民の反対があるのではと言われています。高さ制限がある中で利幅をとるために、敷地ぎりぎりまで建物を建てるのも、デベロッパーとしては致し方ないのでしょう。なお、道路計画上、環状4号線がすぐ横を通る計画となっているのも気になるところではあります。
これらの不安材料はあるものの、立地・住環境の良さはそれを凌駕するものがあります。凹凸の少ない外観はやや単調ですが、野村不動産と竹中工務店の組合せもセールスポイントの一つです。プラウド特有の質の高いオーダーメードも全戸対応可能になっています。
販売価格の決定はまだこれからですが、標準相場をごくおおまかに試算すると、414万円[白金台坪単価]×1.074[駅距離補正]×1.033[地価上昇補正]×0.8[定期借地補正]=坪単価367万円となりました。定期借地物件であるだけに、価格設定は読みがたいところがあるのは確かです。
野村不動産の定期借地物件と言えば、一昨年、2回に分けた販売がいずれもほぼ即日完売状態だった『プラウド南麻布』が記憶に新しいですが、坪単価279万円からという同物件の価格設定が今となってはうらやましい限りです。本マンションの販売開始は今のところ5月下旬が予定されています。
公式ホームページ ⇒プラウド白金台三丁目
⇒『百年後のヴィンテージマンション』へ