本マンションに関する昨年2月11日の前回ブログ記事では残戸数2戸の状態でしたが、その後3月下旬には残戸数1戸となり、年度末である3月31日には残住戸1戸の表示が公式HPから消え、4月上旬にはついに完売表示となりました。
昨年2月の前回ブログ記事においても、「株価上昇・消費税増税等の諸環境が、もともと秀逸な物件であった本マンションにも買いを向かわせているのでしょうか。足かけ6年近く販売してきた本物件も、今年度末までにはついにフィナーレの時が来る可能性が高まっています。」と書かせていただきましたが、その通りの結果となりました。これで2007年5月に分譲開始された本マンションの販売活動が終了したことになります。
本マンションをあらためて振り返りますと、四方道路に面した17,000u超の広大な敷地を活かした緑豊かなランドスケーププランが大変魅力的で、共用施設、設備仕様、構造・セキュリティとも充実しており、クオリティの高さは誰もが評価するところでした。
2007年の分譲当初から議論があったのは価格の高さで、本マンションが完売に時間を要したのはこの一点に尽きると言ってよいでしょう。タワー棟で坪単価210万円台から、レジデンス棟で坪単価200万円台から、となっており、第1期販売130戸の平均坪単価は250万円台程度であったとの記録があります。
標準相場をごくおおまかに試算すると、177万円[相模大野坪単価]×1.041[駅距離補正]×1.017[地価上昇補正]=坪単価187万円となりました。しかし、政令指定都市・相模原市を代表する駅である「相模大野」駅徒歩5分の他に例のない大規模マンションとしてランドマーク性は十分で、これからも人気の高いマンションであり続けることでしょう。完売おめでとうございます。
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