本マンションに関する昨年2月16日の前回ブログ記事では昨年3月10日に行われた最終期最終次の予告についてお伝えしたところでしたが、その間3月1日には先着順住戸が7戸から6戸に1戸減った状態で最終次販売となりました。
最終期最終次の販売2日後には残り3戸となり、売主は3月末をもってモデルルームクローズをアナウンス、3月中旬には残り2戸、3月29日には残り1戸表示となり、3月31日には完売の模様で、4月頭には公式HPでも完売表示となりました。最後に残ったのは広めの1LDKメニュープランだったようです。
2012年6月に開始された本物件の販売は、約10カ月で総戸数336戸を売り尽くし、竣工半年以上前に完売という、大成功物件となりました。定期転借地権物件で50年後には更地返還という条件ですが、南麻布エリアで坪単価252万円〜320万円という価格水準は大変魅力的で、しかも売主が最大手の三井不動産レジデンシャルですから、売れないはずがないマンションでした。
昨年は、本物件や『パークタワー西新宿エムズポート』(三井不動産レジデンシャル)、『ザ・パークハウス 渋谷美竹』(三菱地所レジデンス)など、大手デベロッパーによる優良かつお手頃な定期借地物件が登場し、市場をにぎわしました。リセール価値など不透明な部分は残るものの、定期借地物件の新たな需要を掘り起こしたものとして評価されてよい出来事だと思います。完売おめでとうございます。
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