2008年05月01日

WORLD CITY TOWERS(ワールドシティタワーズ)−高値づかみを警戒して不振の再販売?販売長期化を余儀なくされるか

★ 東京モノレール「天王洲アイル」駅より徒歩4分の場所に立地する住友不動産分譲・清水建設等施工・総戸数2,082戸の日本最大級タワーマンション『WORLD CITY TOWERS(ワールドシティタワーズ)』です。

 昨年秋から売り渋り(又は売れ残り)住戸72戸の分譲を開始しました。本マンションの中で条件に恵まれた住戸だっただけに、当初の熱気はかなりのものでしたが、程なく不動産市況がさらに悪化、完売したという声はいまだに聞きません。

 最終期を1次、2次に分け、昨年末に1次販売43戸を実施、一説には10戸程度の成約しかなかったとのことです。それどころか、公式HPを見ると、1次先着順販売が少なくとも36戸はありそうな状況です。

 低層階では坪単価289万円から、高層階では坪単価362万円からの価格水準でしたが、もはや一般の方が買えるレベルを越えており、かといって、富裕層は港区でも港南物件には触手を伸ばさないという、中途半端な位置づけなのかもしれません。

 住友不動産としては、市況の鈍化を見て、高く売り抜けられるうちに売り急いだのでしょうが、思惑通りにはいかなかったようです。一度プライシングをすれば絶対値を下げないポリシーをお持ちですので、かなり長期間保有し続けることになるのではないでしょうか。

公式ホームページ ⇒WORLD CITY TOWERS(ワールドシティタワーズ)

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posted by フェアリンク at 18:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 完売物件