世田谷の歴史ある邸宅街・上北沢の第一種低層住居専用地域に、元社会保険庁の施設の跡地として敷地面積7,045.16平米を擁する希少な低層街区レジデンスです。コの字型の3棟構成(ガーデンコート・テラスコート・ブライトコート)に囲まれた中庭にはシンボルツリーであるシダレザクラをレイアウト、空地率は50%超のモダンな低層フォルムのマンションとなります。
しかし、駅力が必ずしも強いと言えない「上北沢」駅に徒歩10分超という駅距離のため、複数線利用の駅近重視のトレンドの中で予想以上に苦戦しています。販売開始前に予定価格を引き下げましたが、昨夏に行われた第1期販売30戸で売れ残り4戸、昨冬の第2期販売5戸という状態、昨年度決算期に合わせて1戸当たり30万円の諸費用負担のキャンペーンも行われました。
販売が話題の大規模物件『桜上水ガーデンズ』と重なったことが結果的にマイナスに作用した可能性はあります。駅へのルートは、「上北沢」駅からは下り、本マンションからは上りとなり、表示以上の距離感を感じる向きもありました。竣工済・即入居可ですが、ブライトコートは販売未着手という情報もあり、気になるところです。
現在、公式HPでは第4期販売の予告広告及び先着順10戸販売を掲載しています。第4期販売は販売戸数・価格とも未定ですが、先着順10戸は、間取り3LDK〜4LDK、専有面積69.00平米〜86.00平米に対し販売価格5,990万円〜8,330万円、坪単価287万円〜320万円程度です。全体の平均坪単価は293万円台とされています。
標準相場をごくおおまかに試算すると、275万円[桜上水坪単価]×0.943[駅距離補正]×1.016[地価上昇補正]=坪単価263万円となりました。設備・仕様への評価は高いものがあります。
公式ホームページ ⇒クラッシィハウス上北沢
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