本マンションに関する昨年10月18日の前回ブログ記事では第3期販売が終了したところでしたが、本年3月には残住戸19戸となり、5月31日には10戸を抽選販売、6月中旬に残住戸2戸、同月下旬に残住戸1戸となって、7月上旬に完売しました。モデルルームは本年7月20日にクローズしています。
竣工は本年6月でしたので、竣工と時期を置かずに完売したことになります。平均坪単価は330万円台で、2013年の売出し当初は割高感が指摘されていたものの、マンション価格が高騰するにつれて逆に割安感をも感じさせるようになり、最後は順調に完売していきました。
あらためて振り返りますと、本マンションは、大小樹木5千本以上の深い緑に包まれて第一回世田谷界隈賞を受賞したこともある1965年竣工の閑静な「公団 桜上水団地」の建替事業です。この住環境を引き継ぐ形で建て替えられる本マンションは、世田谷区最大規模の開発で、敷地面積47,000平米超に鉄筋コンクリート造地上6〜14階地下1階建て9棟(建築確認上は8棟)・878戸(地権者住戸359戸)、総延床面積約9万5,100平方メートルに建て替えられました。
これだけの規模でありながら「桜上水」駅からはフラットアプローチで徒歩3分というのは大きな希少価値があり、さらに、空地率50%超、緑被率40%超で、5つのガーデン・3つの緑地帯を構成し、地下化・半地下化した駐車場を屋上庭園化、建物は全棟免震構造で、太陽光パネルを設置するという、壮大なプロジェクトでした。完売おめでとうございます。
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